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NASとクラウドはどっち?個人・家庭での違いをコスト・プライバシー・速度で比較

#NASの知識

NASとクラウドはどっち?個人・家庭での違いをコスト・プライバシー・速度で比較

21/05/2025

写真や動画、書類の保存先として、NASとクラウドストレージのどちらを選ぶべきか。この判断は、データ量、使い方、コストの考え方によって変わります。

結論を先に言えば、少量のデータを手軽に同期・共有するならクラウド大容量データを長期保存し月額課金を避けてデータを手元に置きたいならNASが向いています。そして多くの家庭では、両方を組み合わせるのが最も現実的です。
Description

NASとクラウドストレージの違い一覧

最初に結論を整理します。

比較項目 NAS クラウドストレージ
料金モデル 初期投資(本体+HDD)、以降は電気代のみ 月額・年額の継続課金
データの保管場所 自宅・オフィス内 事業者のサーバー
容量の拡張 HDDの交換・増設 上位プランへの変更
大容量データのコスト 容量が増えても月額は増えない 容量に比例して月額が増える
転送速度 ローカルLANで高速・安定 インターネット回線に依存
オフラインアクセス ネット不通でも自宅内はアクセス可能 ネット接続が必須
データ管理 自分で管理(権限・バックアップ) 事業者に依存
導入の手軽さ 初期設定が必要 アカウント登録のみ
複数ユーザー 追加費用なし プランによりユーザー課金

NASとクラウドの費用比較:どちらが安いか

クラウドは初期費用ゼロで始められますが、月額課金が続きます。NASは初期投資が必要ですが、以降の継続費用は電気代程度です。

少量のデータを短期間使うならクラウドが安く、大容量を長期間保存するほどNASが有利になります。

5年間の総コスト試算

以下は、容量別に5年間の総コストを概算した例です。クラウドは代表的なプランの料金、NASはUGREEN NAS DH2300とHDDの初期投資を基にしています。料金は変動するため、目安として見てください。

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項目 クラウドストレージ NAS(Network Attached Storage)
料金モデル 月額課金(サブスクリプション) 初期投資(デバイス購入 + ハードディスク)
容量別の料金(例) - 100GB: 月額250円(Google Drive)
- 2TB: 月額1,300円
- 10TB: 月額6,500円
- デバイス: 約26,300万円(UGREEN DH2300
- WD Redハードディスク: 4TB×2で約32,000万円(初期合計5.8万円)
ユーザー数に応じた料金 企業向けプランでユーザーごとに追加料金
(例: Microsoft 365 ビジネスプラン 1人あたり月額1,360円〜)
追加ユーザーによる費用なし(デバイス共有)
長期的なコスト(5年間) - 2TB: 78,000円(1,300円×12ヶ月×5年)
- 10TB: 390,000円(6,500円×12ヶ月×5年)
- 初期投資5.8万円(年約1.1万円、月額約9,66円相当)
- 10TB拡張時: 追加約2万円(HDD購入費)
容量拡張に伴う追加費用 プラン変更で月額料金増加(例: 2TB→10TBで月額1,300円→6,500円) ハードディスク購入費のみ(例: 10TB HDD約2万円、月額費用なし)
予期せぬ追加費用 バックアップ、データ転送費用など(サービスによる) 電力消費、保守費用(運用コスト)

費用面での判断の目安

  • 保存データが数百GB〜1TB程度で、当面増える見込みが少ない → クラウドが手軽
  • 写真・動画が年々増え、数TB以上を長期保存する → NASが長期的に有利
  • 複数人・複数デバイスで使う → ユーザー課金のないNASが有利になりやすい

NASの容量をどう見積もるかは、NAS容量の目安と選び方で解説しています。

NAS vs Google Drive・Dropbox:定番クラウドとの違い

Google DriveDropboxは、少量のファイルを複数デバイスで同期し、他者と共有する用途で優れています。無料枠があり、アカウントを作ればすぐ使え、リンクを送るだけで共有できます。ドキュメントの共同編集など、クラウドならではの機能もあります。

一方で、写真動画PCバックアップ家族全員のデータなど、容量が大きくなりやすいデータを長期保存する場合は、NASの方が管理しやすくなります。月額料金に左右されにくく、自宅やオフィス内のローカルネットワークで大容量ファイルを扱えるためです。

プライバシーとデータ管理

NASとクラウドでは、データの管理主体が異なります。

クラウドストレージでは、データは事業者のサーバーに保管されます。多くのサービスは、サービス提供や改善のためにデータを扱う権利を利用規約で定めています。事業者のセキュリティは一般に高水準ですが、ユーザーは事業者の方針とセキュリティに依存することになります。

UGREEN NASでは、データは物理的に自分の管理下にあります。ユーザーごとのアクセス権限をフォルダ単位で設定でき、二要素認証や。セキュリティを自分で設計できる一方、その管理責任も自分が負います。ファームウェアの更新、パスワード管理、外部公開の設定などを適切に行わなければ、かえってリスクになる点は理解しておく必要があります。

データを手元に置いて自分で管理したい人にはNASが向いています。

速度とアクセス

クラウドストレージは、インターネット回線を通じてアップロードやダウンロードを行います。そのため、回線速度、混雑状況、Wi-Fi環境、サービス側の状態によって体感速度が変わります。

NASは、自宅やオフィスのローカルネットワーク内で使う場合、インターネット回線を経由しません。PCとNASが同じLANにあれば、大容量ファイルを比較的安定して転送できます。

比較項目 クラウドストレージ NAS
自宅内の大容量転送 インターネット回線に依存 LAN速度に依存
外出先アクセス 使いやすい 設定と回線に依存
動画編集データ アップロード・ダウンロードが負担になりやすい LAN内なら扱いやすい
複数端末バックアップ サービスやアプリに依存 NASを保存先にしやすい
速度のボトルネック 回線、Wi-Fi、サービス側 NAS本体、HDD、RAID、LAN、PC側

1GbE環境では、理論上は最大約125MB/sですが、実際の転送速度はHDD、RAID構成、NAS本体、PC、スイッチ、LANケーブルによって変わります。2.5GbEや10GbE環境では、NAS側とPC側の両方が対応していれば、大容量ファイルをより高速に扱えます。想定より速度が出ない場合は、RAIDやHDDだけでなく、LANケーブル、スイッチ、PC側NIC、SMB設定も含めてNAS転送速度の確認ポイントを切り分けてください。

ただし、NASが常にクラウドより速いわけではありません。外出先からNASにアクセスする場合は、自宅回線の上り速度やリモートアクセス方式に左右されます。外出先共有や共同編集が中心なら、クラウドストレージの方が快適な場合もあります。

信頼性とオフラインアクセス

クラウドストレージは、事業者のデータセンターでデータが多重化されており、自宅の災害からは独立しています。一方、インターネット接続がなければアクセスできません。

NASは、インターネットが不通でも自宅内のネットワークからデータにアクセスできます。RAID構成でHDDの故障にも備えられます。ただし、NAS本体が地震や火災で損傷するリスクは残るため、重要データは別の場所へのバックアップが必要です。

ここで重要なのは、NASとクラウドは信頼性の性質が異なるということです。クラウドは「遠隔地での冗長化」、NASは「手元での可用性とオフラインアクセス」に強い。この2つを組み合わせると、災害対策としても堅牢になります。

NASを使ったバックアップの考え方

NASは、家庭内のデータのバックアップ拠点として機能します。

データ保護の考え方として広く知られるのが「3-2-1ルール」です。データを3つ持ち、2種類の媒体に保存し、1つは別の場所に置く、という原則です。NASを中心に据え、重要データはクラウドや外付けHDDにも複製することで、このルールを実践できます。

NASとクラウドの選び方

保存するデータの量と使い方で選びます。

クラウドストレージが向いている人

  • 初期費用をかけず、今すぐ使い始めたい
  • 保存するデータは数百GB程度で十分
  • 外出先でのファイル共有が多い
  • データの管理やメンテナンスに手間をかけたくない

NASが向いている人

  • 増え続ける家族の写真・動画を一箇所に長期保存したい
  • 数TB以上の大容量を扱い、クラウドの月額を抑えたい
  • 複数デバイスのバックアップを自動化したい
  • データを手元に置いて自分で管理したい
  • インターネットが不通でも自宅内のデータにアクセスしたい

迷ったら併用も選択肢

クラウドを「流動的なファイルの共有手段」として住み分けると、両方の利点を活かせます。NASに保存した重要データをクラウドにもバックアップすれば、災害対策にもなります。

UGREEN NASを選ぶ場合の考え方

UGREEN NASを検討する場合は、クラウドストレージの代替としてだけでなく、家庭内や小規模オフィスのデータ基盤として考えると分かりやすくなります。

UGREEN NASでは、写真や動画、PCバックアップ、共有フォルダ、ユーザー権限、リモートアクセスなどを1台にまとめられます。クラウドのように使える部分もありますが、完全に同じものではありません。

選ぶときは、次の点を確認してください。

確認項目 内容
保存したいデータ量 写真、動画、バックアップが何TBあるか
必要なベイ数 2ベイで足りるか、4ベイ以上が必要か
HDD容量 RAID後の実効容量まで考える
外出先アクセス どの方法で安全に使うか
バックアップ NAS外に別の保存先を用意するか
利用人数 家族やチームで使うか
アプリ利用 写真管理、メディア管理、Dockerなどが必要か

初めてNASを導入する場合は、UGREEN NASの初期設定ガイドを確認すると、設置から基本設定までの流れを把握しやすくなります。

UGREEN NASの製品を比較したい場合は、UGREEN NAS製品一覧でベイ数、CPU、メモリ、ネットワーク性能、用途を確認してください。

よくある質問

NASとクラウドストレージはどっちがいいですか?

すぐ使いたい、外出先共有や共同編集を重視するならクラウドストレージが向いています。写真、動画、PCバックアップなど大容量データを長期保存したいならNASが向いています。

重要データを守る目的では、NASとクラウドを組み合わせる方法が現実的です。

個人利用ではNASとクラウドのどちらが向いていますか?

個人利用では、データ量が少なく共有中心ならクラウド、写真や動画が多く長期保存したいならNASが向いています。

スマートフォン写真、4K動画、PCバックアップが増えている場合は、NASをメイン保存先にし、クラウドを共有や遠隔バックアップに使う方法もあります。

NASとGoogle Driveはどちらがよいですか?

Google Driveは、文書共有、共同編集、外出先アクセスに向いています。NASは、写真、動画、PCバックアップ、大容量データの長期保存に向いています。

Google Driveを日常的な共有用、NASをデータの本拠地として使い分ける方法が現実的です。

NASはクラウドより安いですか?

容量と利用期間によります。少量のデータを短期間使うならクラウドの方が安く始めやすいです。数TB以上を長期保存する場合は、NASの方が総費用を抑えやすい場合があります。

比較するときは、月額料金だけでなく、5年総費用、NAS本体、HDD、電気代、バックアップ費用まで見てください。

NASはクラウドより速いですか?

自宅やオフィスのLAN内で使う場合、NASは大容量ファイルを高速に扱いやすいです。ただし、速度はNAS本体、HDD、RAID構成、LAN速度、PC側の性能に左右されます。

外出先から使う場合は、自宅回線の上り速度やリモートアクセス方式に依存するため、クラウドの方が快適な場合もあります。

NASは外出先から使えますか?

使えます。ただし、リモートアクセス設定やセキュリティ確認が必要です。メーカー提供のリモートアクセス機能、VPN、Tailscale、DDNSなど、方法によって手間と安全性が異なります。

外出先から頻繁に共有や共同編集を行う場合は、クラウドとの併用も検討してください。

NASとクラウドを両方使う意味はありますか?

あります。NASは家庭内やオフィス内の大容量保存、クラウドは外出先共有や遠隔バックアップに向いています。

たとえば、写真や動画の原本をNASに保存し、重要データの一部をクラウドにもバックアップする構成は現実的です。

NASだけでバックアップは十分ですか?

十分ではありません。NASはPCやスマートフォンのバックアップ先として便利ですが、NAS本体の故障、盗難、火災、水害、ランサムウェアには別の保存先が必要です。

重要データは、NASに加えて外付けHDD、別NAS、クラウドなどにも保存してください。

まとめ

クラウドストレージは、すぐに使い始めたい人、外出先共有や共同編集を重視する人、機器の管理をしたくない人に向いています。Google DriveやDropboxは、日常的なファイル共有や文書共同編集で便利です。

NASは、写真、動画、PCバックアップなど大容量データを長期保存したい人、月額費用を抑えたい人、自宅内で高速にファイルを扱いたい人に向いています。データを手元で管理できる一方、セキュリティ設定、HDD管理、バックアップ設計はユーザー側の責任になります。

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