UGREEN NASにログインできないときの原因と対処法
UGREEN NASにログインできない原因は、パスワードの誤り、2段階認証のコード不一致、ネットワークの問題など複数あります。
最初に症状を切り分け、データや設定に影響しない方法から順番に確認してください。RESETボタンによる操作は、ほかの方法で復旧できない場合に行います。
症状別:原因の切り分け
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「パスワードが違います」と表示される | パスワードの誤り・忘れ | パスワードが違う・忘れた場合 |
| 6桁の認証コードが通らない | 2段階認証の時刻ずれ | 認証コードが通らない場合 |
| 認証アプリが使えない(スマホ紛失など) | 2段階認証の復旧が必要 | 認証アプリが使えない場合 |
| NASが見つからない・接続できない | ネットワーク・電源・IP | NASに接続できない場合 |
| 管理者パスワードを完全に忘れた | 管理者認証情報の喪失 | 管理者パスワードを忘れた場合 |
| 外出先からログインできない | リモートアクセス設定 | 外出先からだけログインできない場合 |
パスワードが違う・忘れた場合
まず入力を確認
「パスワードが違います」と出る場合、まず入力内容を確認してください。よくある原因は、大文字・小文字の区別、全角・半角の混在、キーボードのCaps Lock、スマートフォンの自動大文字変換です。パスワードを一度メモ帳アプリなどに入力して内容を確認してから、コピーして貼り付けると確実です。
アカウントが一時的に制限されていないかを確認
短時間に何度もログインに失敗すると、セキュリティ設定によって接続元のIPアドレスが制限される場合があります。
別の端末から同じ操作を繰り返す前に、しばらく待つか、ログイン可能な別の管理者へ確認してください。
一般ユーザーがパスワードを忘れた場合
管理者以外のユーザーアカウントでパスワードを忘れた場合は、そのNASの管理者に連絡してください。管理者は、旧パスワードの認証なしで、あなたのアカウントに新しいパスワードを設定できます。
管理者側の操作は次のとおりです。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「ユーザー管理」で対象ユーザーを開く
- 「基本情報」タブの「パスワード」欄から「パスワードを変更」を選ぶ
- 新しいパスワードを設定する
設定後、そのユーザーは新しいパスワードでログインできます。
自分でパスワードを変更したい場合
ログインできている状態でパスワードを変えたい場合は、「マイアカウント」→ユーザー名→「アカウント設定」→「ローカルアカウント」→「パスワードの変更」から、現在のパスワードを入力して新しいものに変更できます。
管理者パスワードを忘れた場合
デバイスで唯一の管理者アカウントのパスワードを完全に忘れた場合は、本体背面の物理リセットボタンで復旧します。このとき、ブザー音が鳴った時点で手を離すかどうかによって結果が大きく変わります。 手順を正確に守ってください。
5秒リセットの手順(管理者パスワードのリセット)
- NASの電源が入っていて、正常に動作していることを確認します。
- 本体背面のリセットホールを見つけ、SIMピンなどで約5秒間長押しします。
- ブザーから短い「ビープ」音が1回鳴ったら、すぐにピンを離します。
- デバイスが自動的に再起動します。再起動後、白いネットワークインジケーターが点灯します。
- LAN上でNASを検索して接続し、パスワードリセット専用の「admin」アカウント(パスワード不要)でログインします。
- 画面の案内に従って、新しい管理者パスワードを設定します。
ビープ音を基準に判断する
押す長さではなく、ブザー音を合図に判断してください。
| 操作 | ブザー音 | 結果 |
|---|---|---|
| 5秒押して離す | ビープ1回 | ネットワーク設定と管理者パスワードのみリセット |
| ビープ1回の後もさらに約8秒押し続ける(合計約13秒) | ビープ3回 | すべてのシステム設定とネットワーク設定が初期化される |
ビープ音が1回鳴った時点で離さず押し続けると、3回目のビープで全システム設定の初期化になります。 パスワードを戻したいだけであれば、1回目のビープで必ず離してください。
どちらの場合もHDDのデータは消えない
重要な点として、上記のリセット操作では、ハードドライブ内のファイルデータは削除されません。 RAID構成やストレージプールも保持されます。リセットされるのはシステム設定とネットワーク設定であり、保存したデータそのものは残ります。
ログインできずに焦る場面ですが、データが消える操作ではないので、手順に沿って落ち着いて進めてください。
ただし、3回ビープの全初期化では、共有フォルダの設定、ユーザー、ネットワーク設定などがすべて消去され、初期設定からやり直す必要があります。
認証コードが通らない場合
2段階認証を設定していて、6桁のコードを正しく入力しても認証に失敗する場合、多くは時刻のずれが原因です。認証コードは時刻に基づいて生成されるため、NASとスマートフォンの時刻がずれると一致しなくなります。
スマートフォンの時刻を自動設定にしたうえで、UGOS Proでも次の順番で設定を確認してください。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「時刻と言語」を開く
- 「時刻」で「タイムサーバーと自動的に同期します」を有効にする
認証アプリが使えない場合
スマートフォンの紛失や故障で認証アプリが使えなくなった場合は、緊急認証メール、信頼済みデバイス、他の管理者による無効化のいずれかで復旧できます。それぞれの手順は2段階認証の設定と復旧手順にまとめています。
NASに接続できない場合
ログイン画面までたどり着けない、NASが見つからない場合は、認証ではなく接続の問題です。次の手順に従って確認を行ってください。
- NASの電源が入っている
- 起動処理が完了している
- LANケーブルがNASとルーターに接続されている
- ルーターやスイッチの接続ランプが点灯している
- PCやスマートフォンがNASと同じルーターに接続されている
スマートフォンがモバイル通信を使用している場合は、Wi-Fiに接続してから再度確認します。
NASを再検出する
以前使用していたIPアドレスへアクセスできない場合は、ルーターの再起動やネットワーク設定の変更によって、NASのIPアドレスが変わった可能性があります。
UGREEN NASアプリやPCクライアントから、同じネットワーク内のNASを再検出してください。
NASが再検出できた場合は、表示された接続先から管理画面を開きます。
管理画面が開かない場合
NASは検出できるものの、ブラウザで管理画面が開かない場合は、ブラウザのキャッシュ、拡張機能、保存済み接続情報が原因になる場合があります。
- 別のブラウザを使う
- シークレットウィンドウで開く
- 別のPCやスマートフォンで確認する
- ブラウザのキャッシュを削除する
VPNやプロキシを切り分ける
PCやスマートフォンでVPN・プロキシ・セキュリティアプリを使用している場合、一時的に無効にしてローカル接続を確認します。
会社や学校のネットワークでは、ローカル機器への接続が制限されていることがあります。
保存済みのアドレスを使わない
ブラウザのお気に入りに古いIPアドレスやポートが保存されている場合は、そのアドレスを使わず、UGREEN NASアプリから現在の管理画面を開いてください。
外出先からだけログインできない場合
自宅のLAN内ではログインできるものの、外出先から接続できない場合は、ローカルログインではなくリモートアクセスの問題です。
自宅LAN内での接続を確認
最初に、自宅のWi-Fiへ接続した状態でUGOS Proへログインできるか確認します。
ローカルでもログインできない場合は、外出先アクセスの設定ではなく、ネットワーク・パスワード・2FAを先に確認してください。
リモートアクセスを確認
ローカルでは入れる場合は、次の項目を確認します。
- NASがインターネットへ接続されている
- UGREENlinkなどのリモートアクセスが有効になっている
- スマートフォンやPCがインターネットへ接続されている
- アプリに正しいアカウントでログインしている
- NASのシステムとアプリが最新状態になっている
外出先から入れないことを理由に、管理者パスワードやNAS本体をすぐにリセットしないでください。
それでもログインできない場合
ここまでの手順で解決しない場合は、初期化や工場出荷状態へのリセットを行う前に、状況を記録してテクニカルサポートにお問い合わせください。
準備する情報は次のとおりです。
- UGREEN NASのモデル名
- UGOS Proのバージョン
- 使用している端末とOS
- ブラウザまたはアプリのバージョン
- 表示されるエラーメッセージ
- ログインできなくなった時刻
- 直前に変更した設定
- ローカルと外出先のどちらで発生するか
- パスワード入力前後のどこで止まるか
- 2FAを有効にしているか
UGREEN NASにログインできない場合のよくある質問
UGREEN NASのパスワードを忘れた場合はどうしますか?
別の管理者アカウントがある場合は、ユーザー管理から対象ユーザーのパスワードを変更します。
管理者パスワードを忘れた場合は、本体のリセットボタンを約5秒押し、ビープ音が1回鳴った時点で離すと、ネットワーク設定と管理者パスワードのみをリセットできます。この操作でHDDのデータは消えません。
5秒リセットで保存データは消えますか?
管理者パスワードを回復するための5秒リセットは、HDD内の保存データを削除する操作ではありません。
ただし、ネットワーク・ファイアウォール・IP封鎖リスト・管理画面のポートなど、一部のシステム設定が初期状態へ戻ります。実行後は設定を再確認してください。
リセットボタンを押しすぎるとどうなりますか?
1回目のビープ音の後も押し続け、3回のビープ音が鳴ると、すべてのシステム設定とネットワーク設定が初期化されます。共有フォルダの設定、ユーザー、ネットワーク設定などを再設定する必要があります。
この場合もHDD内の保存データは削除されませんが、管理者パスワードのリセットだけが目的であれば、1回目のビープ音で必ず離してください。
ローカルでは入れるのに外出先から接続できないのはなぜですか?
ローカルログインが成功する場合、パスワードやNAS本体ではなく、UGREENlinkなどのリモートアクセス設定、アプリのアカウント、インターネット接続に問題がある可能性があります。
管理者パスワードを変更せず、リモートアクセス側を確認してください。
2FAのスマートフォンを紛失した場合はどうしますか?
緊急認証メール、信頼済みデバイス、別の管理者アカウントを使って復旧します。
有効な解決方法がない場合は、ご自身で初期化を行わず、UGREEN NASテクニカルサポートまでお問い合わせください。
まとめ
UGREEN NASにログインできない場合は、最初に「NASへ接続できない」「パスワードが通らない」「2FAで止まる」のどれに該当するかを確認します。
データや設定に影響しない方法から順番に試し、リセットボタンを使う場合は、ビープ音1回で離すことを厳守してください。それでも解決しない場合は、初期化を行う前にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
